カズベギ山

カズベキ山(標高5047m)はグルジアでも屈指の景勝地。カズベキという呼び名はロシア語名でグルジア語ではმყინვარწვერიムキンワルツヴェリ、そして実際多くの旅行者が訪ねる村の名前はステパンツミンダというのが正式名称だがあまり神経質になる必要はない。

旅行の時間が限られている場合はトビリシから車で3時間前後と日帰りも可能だが雲のかかってないきれいなカズベキ山が見られるかどうかは天候次第、万全を期すなら一泊はしたいところだ。山岳地の傾向として夕方から夜、また早朝に雲が晴れる可能性が高いから。

夕暮れから夜のカズベキ山は空が群青から藍へと刻一刻変化していくので見飽きない。また朝も太陽が昇り奥にあるカズベギから徐々に日が当たっていくさまも見ものなので宿泊する部屋からの眺望は確認しておくことが望ましい。

翌日は山の左に見える二棟のゲルゲティサメバ教会へ行ってみよう。四駆の車をチャーターすることも可能だが時間と体力が許すならば足で登りたい。14世紀創建のこの教会は当時からこの山岳地帯一帯の信仰の中心であり、老若男女自分の足で巡礼していたそう。

教会のある丘から1、2キロさらに登ると6月から8月くらいまでは高山植物の花が咲き乱れ文字通りお花畑になるのでハイキングが好きな向きには強力にお薦めする。

高台から振り返って見るゲルゲティサメバ教会もまた素晴らしい。

グルジア/ジョージアで観光ガイドをしています。お問い合わせはこちらから

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